【艦艇見学】砕氷艦しらせ(AGB-5003)

艦艇見学
しらしぐ

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皆さんこんにちは!しらしぐです。

 先日、呉市に「砕氷艦しらせ」が接岸しました。そこで、砕氷艦しらせの見学をしてきましたので、紹介します。海上自衛隊所属の艦艇としては、なかなかお目にかかれることが少ない艦ですので、お近くの港に接岸した際にはぜひとも見学なさってみてください!

 今回撮影した写真をいくつか掲載しています!無料ダウンロード可能ですので、スマートフォン・PCの壁紙や素材などとしてご利用可能です。下記リンクよりお気軽にどうぞ♪
リンク先:https://www.photo-ac.com/profile/24991129

南極観測船とは?

 南極観測船は簡単に説明すると、「南極観測をするために必要な人員・物資の補給、観測・実験任務に携わる船のこと」です。任務の内容次第では、「砕氷」などの特殊な任務を行う場合もあります。

 毎年11月になると南極に向け出港、12月末頃「昭和基地沖」に接岸します。接岸中に約1,000t近い物資の輸送、昭和基地で発生した廃棄物の受け入れなどの任務を行います。1月末~2月頃に昭和基地沖を離岸、4月頃に横浜に帰航し入渠します。その後、運転確認や広報活動、訓練などを行い、また11月に南極に向け出港するといった運用がなされています。

 文部科学省では「南極観測船」と表記され報道は「南極観測船」や「砕氷船」と呼ばれます。一方で、防衛省では「砕氷艦」と表記されるなど様々な呼び名があります。

砕氷艦しらせ

 砕氷艦しらせは、南極調査船としては4代目です。これまでに「宗谷」、「ふじ」、「しらせ(初代)」が就航していました。初代の「宗谷」については、有名ですので聞いたことがあるのではないでしょうか?

 歴代の南極観測船は各地に係留され、見学することが可能です!各艦で特徴が違うので、見比べてみてはいかがでしょうか?「歴代の南極観測船は今どこ?」をご覧ください。

砕氷艦しらせ
 砕氷艦の特長はやはり砕氷能力にあります。なんと、150cmもの分厚い氷を連続して砕きながら進むことができるのです。150cm以上の氷に対しては、全速力で氷に乗り上げ砕く「チャージング砕氷」と呼ばれる方法が採用されています。他にも「ヒーリング砕氷」など様々な砕氷方法があるようです!
 氷河を物ともせず突き進むの砕氷能力を間近に見てみたいものです。

【砕氷艦しらせ スペック】
・基準排水量:12,650t/満載排水量22,000t
・主要寸法:全長138.0m×幅28.0m×深さ14.5m×喫水9.2m
・エンジン:ディーゼル4基、エレクトリック4基
・速力:約19.5kt
・乗員:179名(他に観測員80名)
・その他:ヘリコプター3機(CH-101×2機、AS355×1機)

 今回の見学は、しらせの船内を見学することができました!艦橋からの様子や南極大陸の地図を使用した、実際の乗組員方からのリアルな南極の環境や南極のすばらしさ、過酷さを伺うことができました。私にとっては、非常に有意義な時間を過ごせましたし、あっという間の時間でした。

 しらせは演習航海中は各地の港で一般公開が予定されています。ぜひ、お近くの港に寄港する際には見学なさってみてください!

・CH-101輸送ヘリコプター
 しらせには2機の輸送用ヘリコプター(CH-101)が搭載されています。CH-101は伊・英が共同開発したAW-101ヘリコプターを原型とし、川崎重工業㈱が生産しました。任務中はしらせと昭和基地間の物資輸送、人員輸送等に活躍しています。

歴代の南極観測船は今どこ?

 歴代の南極観測船は現在展示されており見学が可能です!下記に見学スポットをまとめましたので、ご参照ください。

船の科学館
・開館時間:10:00~17:00(宗谷乗船は16:45まで)
・休館日:毎週月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始(12/28~1/3)
・住所:〒135-8587 東京都品川区東八潮3番1号
・最寄り駅:東京国際クルーズターミナル駅(新交通ゆりかもめ)からすぐ
      東京テレポート駅(りんかい線)から徒歩12分

名古屋港ガーデンふ頭
・開館時間:9:30~17:00(最終受付16:30)
・休館日:毎週月曜日(祝日の場合は火曜日)、年末年始(12/28~1/3)
・住所:〒455-0033 愛知県名古屋市港区港町1番9号
・最寄り駅:名古屋港駅(地下鉄名港線)3番出口より徒歩5分

㈱ウェザーニュース社が所有しており、千葉県船橋市に係留されています。
定期的に一般公開されています!詳しくはホームページをご覧ください。

わっかりうむ稚内市青少年科学館
 番外編です。日本最北端の稚内市にあります。
稚内市にゆかりの深い南極観測資料が数多く展示されており、歴代の砕氷船の模型、実際に南極観測で使用された犬ぞりや、南極の石、樺太犬タロ・ジロの関係資料が豊富に展示されています。
 ノシャップ岬にありますので、近くの方はぜひ!

艦歴

起工日:2007年3月15日
進水日:2008年4月16日
就役日:2009年5月20日

【南極地域観測航海】
・2009年度(第51次)
・2010年度(第52次)
     ~~
・2022年度(第64次)
2009年の就役以降、毎年の南極地域観測公開を実施中です。今年度(2023年度)も計画されていますので、新たな発見に期待!ですね。

艦艇見学参加方法

 艦艇見学は各地方総監部ホームページに記載されていますので、そちらをから申し込みをしてください。地方総監部によっては開催していない場合もありますので注意してください。
 なお、当日は身分証の確認がある場合があります。免許証やマイナンバーカード、パスポートなどを持参しましょう!

 呉市周辺の観光にはレンタカーがおすすめです。呉駅周辺には複数のレンタカー店がありますので、比較検討をなさってみてください!

いかがでしたでしょうか?
今回は、砕氷艦しらせについて紹介をさせていただきました。
お問い合わせよりコメントなどを頂ければ励みになります!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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